シュール過ぎる

「南京の真実」完成披露記者会見 保守系政治家が集結

昭和12年の南京攻略戦や極東国際軍事裁判東京裁判)の実相を検証する映画「南京の真実」の第1部「七人の『死刑囚』」の完成披露記者会見が25日、東京都内で開かれ、自民、民主両党などの保守系衆院議員8人が出席した。それぞれが異口同音に、中国の宣伝工作に負けずに子供たちに正しい歴史を伝える重要性を強調した。

昨年から今年にかけ、中国や米国では約10本の南京事件をテーマとした映画が製作され、日本軍の残虐行為や被害者数を誇大に描いている

「われわれが政治家として受けて立たないといけない課題だ。仕掛けられている思想戦に勝たないといけない」

無所属の西村真悟氏がこう指摘すると、民主党渡辺周氏は「歴史の捏造(ねつぞう)は、中国にとって何の罪の意識もない」、松原仁氏は「まだ中国の手が回っていないところで、いかにして防護さくをつくるかが重要だ」と呼応した。

一方、自民党赤池誠章氏は「一番の問題は日本の中に(外国勢力の)協力者がいることだ」と述べ、稲田朋美氏も「日本ほど自国の名誉に無関心な政治家の多い国はない」と語った。また、元文部科学相中山成彬氏は「日本の子供たちにとって残念なのは、本当の歴史を(偏向した)教科書からは学べないことだ」と現在の教科書のあり方を批判した。

(2008年1月25日 産経新聞)

「日本のため」だの「国益」だのと叫びながら、その実やっていることは日本の国益を大きく損なっている姿がシュール過ぎる。「日本軍の残虐行為や被害者数を誇大に描いている」というような主張を目にする度に、「じゃあ、あんた達の考える南京事件の詳細を説明してみなよ」って思う。